電動キックボードはどこで乗れる?日本で流行る?メリット・デメリットを考えてみた

アメリカなどで流行している、電動キックボード。

日本ではどこで乗ることができるのでしょうか。

アメリカなどでは爆発的大ヒットといってもいい電動キックボードですが、正直なところ日本ではそこまでヒットしている感じではありません。

ここでは、新しい移動手段として注目を集めつつある電動キックボードのメリットとデメリットについて考えてみたいと思います。

果たして電動キックボードは、日本では流行るのでしょうか。



電動キックボードとは?

そもそも、電動キックボードとはどんなものか知っていますか?

10年くらい前に「キックボード」が流行ったことは、わりと記憶に新しいと思います。

我が家でも、子供たちが欲しい!と騒ぐので、買ってあげた記憶があります。

10年くらい前だったと思うのですが、そのときのキックボードのイメージって、「子供が遊ぶもの」でした。

我が家でも子供に買ったくらいですし、大人が移動手段として使うというイメージは全くありませんでしたね。

そんなキックボードにバッテリーをとりつけ、充電することで電動で自走できるようにしたものが、電動キックボード。

電動自転車のキックボードバージョン、と思うとイメージがしやすいのではないかと思います。

キックボードは片足を乗せて、片足で地面を蹴って進むものですが、電動キックボードでは地面を蹴らずに進むことができるようになりました。

電動キックボードはどこで乗れる?

現状では、日本で電動キックボードに乗れるのは、許可の出ている私有地のみになります。

なかなか日本で電動キックボードに乗るのはハードルが高いですが、数カ所乗れる場所があるので紹介します。

埼玉県さいたま市

場所:浦和美浜駅及び近隣ポート

利用対象:18歳以上(原付1種運転免許保持者)

利用時間:9:00~18:00

料金:
1時間 850円
1日 2000円
1分 25円+100円(ロック解除)

専用アプリでユーザー登録をする必要があります。

埼玉スタジアムで試合がある時など混雑する時は使用出来ない時もあるとの事です。

静岡県浜松市

場所:はままつフルーツパーク時之栖 東エリア 展示室

利用対象:14歳以上

利用時間:9:00-17:00 (16:30) 最終受付

料金:20分 500円

雨天の場合、路面が濡れている場合は中止となる場合があり

お問い合わせ 053-428-5211(9:00-17:00)

新型感染症の影響で利用を中止してしまっている所もあり、情報が入り次第追記したいと思います。

電動キックボードのメリット

ではここで、電動キックボードのメリットを見てみましょう。

  • ソーシャルディスタンスを保てる(3密を防げる)
  • 手軽に乗れる
  • 持ち運びができる
  • 電動自転車より安く、使い勝手が良い

最近になって電動キックボードが注目され始めたのは、3密を防いでソーシャルディスタンスを保つことができる、という点が大きいのでしょう。

電車やバスでは、どうしても3密が発生しやすくなってしまいますからね。

その点電動キックボードなら、外を走るため密になることはありません。

大まかには時速も20~30kmくらい出るので、そこそこのスピードを出すことも可能。

持ち運びができるという点でも、電動自転車よりもはるかに使い勝手がよさそうな気がしますよね。

立ったまま乗れるので、スカートでも気にせず手軽に乗ることもできますよ。

電動キックボードのデメリット

では便利なその一方で、電動キックボードにはどのようなデメリットがあるのでしょうか。

  • 現行の日本の法律では、公道は走れない
  • 長距離の移動には不向き

実は電動キックボードは、日本の法律上、公道を走るときには「原付と同じ扱い」になるのです。

自転車のように、誰でもどこでも乗れる、というわけではありません。

電動キックボードで公道を走るためには、以下のような条件をすべて満たさなくてはなりません。

  • ウインカーやミラーなど、安全のための部品をつける
  • ヘルメットを着用する
  • 原付免許を所持する
  • 自賠責保険に加入する

つまり、原付免許を取得できる16歳になるまでは、電動キックボードでは公道を走ることはできない、ということになります。

確かに電動キックボードは時速20~30kmも出すことができるので、「自転車と同じ」感覚で乗るのは危険です。

また、仮に原付バイクの条件を当てはめて公道で乗れるようになっても、歩道では乗ることが出来ません。

かと言って車道で乗るとそこまでスピードが出るわけでもないし、車体も小さいので、事故が起こった時には相当酷いことになりそうです。

百歩譲って、自転車専用レーンぐらいでしか乗れないのではないでしょうか?

また、大抵の電動キックボードの充電は1~2時間程度で切れてしまうので、長距離の移動には不向きと言わざるを得ません。

アメリカでは電動キックボードのシェアリングが人気なのですが、日本で同じシステムを導入して利用者を集めるには、様々なハードルがあると言えそうです。

電動キックボードはどこで乗れる?まとめ

電動キックボードのメリット、デメリットについてご紹介しました。

アメリカでは人気の電動キックボードも、日本では法律上なかなか難しいところも多いです。

ただし、最近の新型感染症の影響もあり、「非3密」となる電動キックボードが注目されていることは、紛れもない事実。

公道でも乗れるモデルの電動キックボードも販売されていますし、日本でも電動キックボードが公道を走っているところを見る日は、そう遠くはないかもしれませんね。



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