銚子沖で海難事故。犬吠埼沖で内航船が衝突 5名行方不明

海・船

海上保安庁が発表するナブテックスによれば、5月26日2時10分頃、犬吠埼付近にて衝突事故が起こったとのことです。

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衝突した船は「千勝丸」と「すみほう丸」で千勝丸は連絡が取れず、乗組員5名の消息は不明との事です。

千勝丸とは?

499トンで乗組員5名ということで、スペックからすると、内航の貨物船の可能性が高いです。
ネット検索でヒットした船は

2011年愛媛の山中造船で建造され6月に竣工した千勝丸がヒットしました。
499トンという事で、条件に合致します。

千勝丸の竣工時の様子

すみほう丸は?

こちらも、ネット検索した結果、住宝海運有限会社の「すみほう丸」がヒットしました。
「すみほう丸」に関しては、トン数など情報がないので特定できませんが、平仮名の船名で被るのはそんなに無いと思います。

すみほう丸の写ったブログ

事故の内容・原因は?

事故現場の緯度・経度からすると、千葉県の犬吠埼付近になります。
犬吠埼付近は、日本海運の大動脈と言っていいほど、交通量が多いところです。
また、利根川の河口という事もあり、霧が濃いところでも有名で、潮も早く、波が立ちやすい海の難所です。当時の状況はわかりませんが、色々な要素が重なり事故が起きたと推測されます。事故が起きた時間が2時10分との事で、当直に入っている人以外、休息を取っていると思われます。衝突し、船が沈んだとなると、退船するには困難な状況だったかもしれません。情報が入り次第追記したいと思います。

まとめ

海難事故は人命を落とす事も十分にありえる事故です。
2次災害として、油の海面流出の可能性もあります。
気を付けたいものです。
行方不明の5名が無事であることを祈っています。

追記

事故の様子が少しずつ見えてきました。当時の状況は濃霧により視界不良との事で、お互いに発見が遅れたものと考えられます。
千勝丸の藤田拓船長は無事救助されたとのことですが、残りの4名は依然行方不明のままです。
油の流出も確認されたとの事です。

追記2

26日夕方、千勝丸の居住区通路より矢野彰2等航海士が発見され、病院に搬送されましたが、死亡が確認されました。
事故の状況ですが、千勝丸は鹿島港から大阪へ鋼材を積んで航行中。すみほう丸は、千葉から仙台港へ航行中との事で、事故後のすみほう丸は鹿島港へ臨時入港しており、写真を見てみると、すみほう丸の正面のバルバスバウ(球状船首、船の先端の水面に突き出ている部分で、船の水力の抵抗を弱める働きがある)がつぶれ、左舷の錨がちぎれて、すぐ脇の外板に刺さってました。これだけでも衝撃の大きさがわかります。損傷具合から、すみほう丸の正面左側と千勝丸の左舷側が衝突し、浸水、沈没に至ったものと推測されます。

追記3

千勝丸の船体は、水深30mのところで、右舷側を上向きにして着底しており、居住空間近くより外販を叩くような音が確認され、船内に救助に向かいましたが、一等航海士の上村さんが居室で発見され、間もなく死亡が確認されました。
水密度があり、エアポケットのある機関室内を捜索したそうですが、残り2人の発見には至ってません。2人とも機関部なので、機関室にいた可能性もあるのでしょうけど・・・。
機関室内はエアポケットも確認できたが、油が充満しているとの事でした。

29日の時点で船内捜索を終了、今後は周辺海域を探索するとの事です。海上自衛隊から派遣されていた潜水艦救難母艦も引き上げたとの事。

今後の予想される展開ですが、水深30mとそこまで深くない水深であるので、海上クレーンによる船体引き揚げ作業を行う事が予想されます。ただし、現場海域は、すぐに波が立ちやすく、おまけに船の往来が激しいので、作業は難航しそうです。

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