長崎の精霊流しとは?2019年の見どころは?当日の交通規制もチェック

長崎

長崎のお盆と言えば精霊流し(しょうろうながし)でしょう。
さだまさしさんの歌でご存知の方もいらっしゃると思います。


長崎人にとってはごく普通の事なんですが、県外の人には理解不能な行事だと思います。そこで、精霊流しについて紹介したいと思います。

2019年8月13日追記

台風10号が九州地方に近づいて来ていますが、精霊流しは宗教行事の為、延期などはありません。
雨天決行です。
ただ、花火など風が強いと規制がかかったりします。
15日は台風が最も長崎に接近するようですので、くれぐれも無理のないように精霊流しをご見物下さい。



長崎の精霊流しとは?

爆竹や、花火を派手に使う事から、お祭りと勘違いされがちですが、故人を追悼する仏教行事であります。

初盆の家が精霊船を流す事になるのですが、故人の遺言や、親戚との話し合いで出さない家もあります。
また、同じ町内や病院、斎場で共同で出す「もやい船」もあります。長崎では、お互いにシェアする事を「おもやいで」と言い、お菓子などを分け合う時などに使います。
また、近年では、ペットの精霊船なんかも見られます。

早い人は2~3カ月前からコツコツと作る家もありますし、大工さんに頼む人、ホームセンターで出来合いの物を買ってくる家などさまざまです。

精霊流しはいつ行われる

精霊流しは8月15日に行われます。家によりまちまちですが、夕方涼しくなりだしたぐらいの16時頃からが多いです。

精霊流しのコースは?

基本的には、精霊船を出す人の自宅から流し場までがコースになるので、市内至る所で見かける事になります。精霊船のコースにもよりますが、浜町~旧県庁坂~夢彩都~県庁近くの流し場のコースは人気なので、毎年大渋滞を起こすので、そちらに向かう人は早めに出発します。

精霊流しの道中はどんな感じ?

自宅を出た精霊船は、ドラを鳴らしながら「どーいどーい」と掛け声を出し、花火、爆竹、ヤビヤ(ロケット花火)を打ち鳴らしながら進んでいきます。
精霊船の中には、たくさんの爆竹や花火、飲み物が満載され、照明用の発電機なんかも入ってたりします。
船には提灯が並べられ、本来は禁止されているのですが、調子に乗って船をぐるぐる回し、提灯の火が引火し軽くボヤ騒ぎなんて光景も多々見られます。

流し場についたら、その場で精霊船とはおさらばで、ものの2~3分で手間暇かけて作った精霊船は重機によって破壊されます。江戸時代までは、手で持てる小さな船だったので、本当に流していたのですが、明治4年からは流さずに処分される事になったとの事です。

爆竹の消費が半端ない!!

現在爆竹は、中国からの輸入が主だそうですが、その60%は長崎で消費されるとの事。

 

数字から見ても、どれだけやかましいか想像がつくと思います。

その大量の爆竹や花火のカスはそのまま道に放置され、精霊流し終了後に長崎市の清掃員や臨時のバイトが夜中掃除をし、翌朝には残骸がほとんど残ってません。お見事です。

余談ですが、長崎では、墓参りで花火をします。他県の人には信じられない光景らしいですが・・・。

 

2019年精霊流しの見どころは?

長崎でも名の知れた人が亡くなると、大きな精霊船が出ます。先年はさだまさしさんのお母さんが亡くなられて、テレビにも出ていたほどです。

 

たまにですが、有名人の精霊船を有志でつくり、流す事もあります。

 

今年はその様な著名人が亡くなられたと聞かないので、わかりませんが、それなりに見ごたえのある船を作る人はいらっしゃいますので、見ていて飽きないと思います。

 

精霊流しを見るポイントは、長崎の繁華街、「浜町」の電車通り、旧県庁があった旧県庁坂、大波止にあるショッピングモールの「夢彩都」前が一番賑わって見ごたえがあると思います。

交通規制は?

長崎市内中心部は8月15日の17時頃から車両通行止めになる所が沢山出てきます。
長崎市民でも、裏道を駆使して市内中心部を車で通り抜けようとしてもかなり難渋します。

遠方よりお越しの方は長崎駅近辺、水辺の森周辺の駐車場、長崎市役所近辺より市内中心部には車で入らない様にするのが無難です。あと、精霊流しでは、車にも爆竹が飛んでくる事が多々あるので、車で出回らない事をお勧めします。

中心部から離れた場所に駐車し、電車、バスで移動するのがお勧めです。
また、長崎駅から、県庁横の流し場、夢彩都付近はさほど離れていないので、徒歩で移動されるのも手です。

 

余談ですが、当日は交通整理に多数のお巡りさんが出動されます。
当然お巡りさんにも沢山の爆竹が飛んできますが、顔色一つ変えず平然と業務に当たられてます。脱帽ものです。

2019年精霊流しのまとめ

長崎では、精霊流しが完全に終わった後(0時頃)、各テレビ局で精霊流しの中継番組が放送され、今年の精霊流しを回想し盛り上がったりもします。見落としている精霊船もたくさんあるでしょうから、こちらも要チェックです。

 

精霊流しは、故人を偲ぶ宗教行事です。その派手さに目を奪われてしまいますがそこは忘れてはなりません。たまに、幼くして亡くなられたお子さんの精霊船を見るといたたまれなくなってしまいます。

精霊流しが終わった後、故人を回想しながら帰る光景は、さだまさしさんの「精霊流し」のイメージそのものだと思います。この、表と裏のギャップこそが、精霊流しの原点ではないでしょうか。
一度是非実物をご覧頂けたらと思います。



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