長崎の関帝廟はどこに?中華街の商売の神様、関羽!お土産の関羽像は風水にも

歴史

中国史の中でも日本人に好まれる三国志。その個性的なキャラクターが沢山いる中でも人気の関羽雲長。

蜀の皇帝劉備玄徳と張飛益徳と桃園で義兄弟の契りを結び、劉備の右腕となって活躍した将軍。

戦に負けて、劉備の妻を守るために敵方曹操に捕らえられるも曹操の為に戦果を挙げて義を果たし、劉備の妻と一緒に千里の道のりを赤兎馬に乗って劉備の元に戻った話は有名です。

赤壁で大敗した曹操が命乞いした時には逃がしてやるという義に厚い人物として、今も昔も人気です。

その関羽は、やはり日本に住む華僑の人にも人気で、日本各地に関帝廟という関羽を祀る廟がつくられていて、横浜中華街の関帝廟は有名です。

長崎も江戸時代から唐人町があり、中国とは繋がりの深い土地柄。長崎にも、孔子を祀る孔子廟は大きく立派なものがありますが、関帝廟はないの?

実は、あまり大きくないのですが、長崎にもあったんです。それも現存するのは4カ所も。

この4ヵ所を巡ってみようと思います。

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長崎の関帝廟はどこに?

天后堂

まずは、長崎市内の館内にある関帝廟から。

江戸時代、オランダ人を居留させる為に作った人工島「出島」。扇形で目を引くので記憶にある方も多いと思います。

そのすぐ隣に新地と呼ばれる四角形の人口島があり、そこに中国の為の蔵を立てました。その新地がある所が、現在の長崎中華街です。

その隣接する近くの山手に中国人街を作り、その住まわせた場所が館内になります。

館内も、周囲から自由に出入りできない様に堀をめぐらしていて、昔から「唐人屋敷」と呼ばれています。

その唐人屋敷の中に、天后堂と呼ばれる建物があります。

航海の神様「媽祖」を祀るお堂で、華僑の方がとても大切にされている神様です。

その媽祖の横に君臨するのが、関羽です。ここには何故か関羽像が2体もあり、その両脇には青龍偃月刀をもつ周倉と、色白の関平が控えています。

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観音堂

同じ唐人屋敷内にもう一つ関帝廟が存在します。

天后堂から100mほど離れた所に観音堂というお堂があります。
この観音堂も、一部を間借りするような形で関羽像が祀られてます。

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こちらも、関平は色白ですね。こちらの周倉は槍をもっています。

ちなみに、館内町(唐人屋敷)へのアクセスですが、路面電車は新地中華街駅で下車。
バスだと、長崎新地ターミナルで下車して、中華街南端(反対側の北端は新地中華広場があります。)の門を出たところが、湊公園があり、その湊公園沿いを山手の方にまっすぐ歩いていくと、唐人屋敷の門がありそこをくぐると館内町になります。

崇福寺

黄檗宗のお寺、崇福寺。大雄宝殿と第一峰門は国宝建築物で、由緒ある唐寺の1つです。その中の護法堂と呼ばれる建物の中に関羽像はあります。

この護法堂、中央には観音。左手には韋駄天。右手に関帝とまたまた間借りの様な配置になってます。この護法堂も1731年建立と歴史を感じさせる建物です。

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こちらは、3体とも黒ですね。配置も変わって、関平が右、周倉が左でこちらの武器は剣に変わってます。

崇福寺へのアクセスは、電車は崇福寺で下車、バス停も崇福寺入口で下車。
電停、バス停ともに少し下ったあたりの信号のある三差路から入っていった突き当りにあります。

興福寺

隠元豆で有名な隠元和尚や、眼鏡橋を作るのに建築指導した黙子如定ゆかりの寺、興福寺。

こちらも、国宝はないものの、重要文化財が多くあります。

こちらの関帝も、媽祖堂の中にあり、間借りスタイルに変わりはありません。
中には珍しい金箔の関羽像があったのですが、残念ながら、写真撮影は禁止されております。

すぐ脇に、売店があり、商売の上手なお姉さんが、三国志クイズを出しています。
そのクイズに答えられると景品が貰えるようになっています。
訪れた際には挑戦してみて下さい。

興福寺へのアクセスは、路面電車、バスともに公会堂前にて下車、中島川方面へ歩き橋を渡ってそのまままっすぐ進むと寺町通りに突き当たり、ちょうどその辺りに興福寺があります。

番外編

長崎にはあと2つ唐寺があり、4寺合わせて4福寺と呼ばれています。この残りの2寺どちらもJR長崎駅にほど近いところにあります。
その寺とは「福済寺」と「聖福寺」です。

実は、どちらにも関帝廟存在していたのですが、戦火(原爆)の被害を受け現在は存在していません。かろうじて聖福寺の関羽像と関平像が生き残っているとの事ですが、状態はあまり良くないとの事です。一般にはなかなかお目にかかれないようです。

2011年に長崎のピースミュージアムに聖福寺の関羽像が特別展示された時の様子を、私の大好きな長崎の歴史家、広助さんがブログに上げていました。

広助さんのブログ

中華街の商売の神様、関羽

三国志でも義理堅い性格で知られる関羽。裏切らない忠誠心は、三国志の中でもトップクラスの人気であります。

さて、なんでそれが商売の神様になってしまったのか?その答えは彼の出身地にありました。

山西省、後漢の頃は河東郡解県。塩の産地で、その塩を武器に商人たちは大活躍。その商人たちの守り神が、地元の英雄、関羽だったと言うわけです。

まぁ、実際は関羽自身も、塩の密売で役人に追われる身であったとかなかったとか。

そしてその義理堅い性格、裏切らない忠誠心は、商人としての「信用」とつながり、それが中国全土で商売の神様のイメージにつながっていったようです。

お土産の関羽像は風水にも

崇福寺、興福寺には、それぞれ売店があり、関羽グッツも販売してます。
私も、関羽にあやかろうと、一体関羽像を購入してきました。

中華街のお土産屋や、ネット通販でも見かけましたので、探してみて下さい。

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関羽像は、風水では、蓄財招福とされ、開運アイテムとして重宝されています。
中華街が栄えているのは、関帝廟を建てて祀っているからともいわれています。

まぁ、信じるか信じないかは、あなた次第です。

ところで飾り方ですが、古銭型のお守り「招財進寶古銭」を関羽像の下に置くと効果が増すとの事です。

さらに、「龍亀」(ロングイ)とよばれる中国に伝わる霊獣を、レジや金庫などお金を蓄える場所の傍に置き、入り口の方向(玄関や門)に頭を向けておくと良いそうです。

長崎の関帝廟はどこに?まとめ

中華街を守り続けてきた関羽。その義に厚い人柄は、時代を超えて現在の日本人にも愛されています。なかなかこのような人物は見かけません。

是非、長崎に来れれたら、関帝廟を訪れてみて下さい。

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