ここ数ヵ月、感染症による医療崩壊が話題になっていますが、崩壊の危機に立たされているのは「医療」だけではありません。
亡くなった人との最期の別れである「お葬式」も、崩壊の危機に立たされているのです。
確かに、お葬式がクラスターになったというケースもありますし、故人との最期の別れをどうするかは、本当に悩みますよね。
ここでは、そんな感染症による葬儀崩壊を防ぐ新しい取り組み「やさしいお葬式」についてご紹介したいと思います。
やさしいお葬式とは、感染症による葬儀崩壊を防ぐため、どんな取り組みをしているのでしょうか。
やさしいお葬式とは?
やさしいお葬式は、葬儀の総合情報サイトです。
お葬式のマナーや料金の相場、都道府県別の葬儀場検索などができるので、自分に合ったお葬式を選べる(探せる)というメリットがあります。
この「やさしいお葬式」内で、感染症による葬儀崩壊を防ぐためのプランがあることが分かりました。
プランは、
- 直葬プラン
- お別れ会プラン
の2つがあります。
それぞれについて、特徴や感染症対策、料金などを見てみましょう。
直葬プラン
今世界的にも流行している感染症で亡くなった場合、24時間以内に火葬することが義務づけられています。
新たな感染者を出さないためにも、仕方がありません。
やさしいお葬式では、この「24時間以内の火葬」ができ、厚生労働省が定めた遺体の搬送などができる葬儀会社を紹介しているのです。
感染症対策
- 遺体袋に遺体を入れてから、消毒
- 搬送スタッフは防護服、手袋、マスク、ゴーグルの着用
- 搬送車両の消毒
料金:25万円~+火葬代金
お別れ会プラン
基本的に感染症で亡くなった場合、お葬式をすることはできません。
速やかに火葬され、自宅には遺骨となって戻ってくることになります。
やさしいお葬式が展開するお別れ会プランでは、後日故人とのお別れ会を行うことができる、というもの。
感染症対策
- 参加者は少人数(10名以下)
- 香典のお金を次亜塩素酸水で消毒
- 次亜塩素酸水の消毒液を会場に完備
- 次亜塩素酸水の消毒液で空間を消毒
- 参列者、担当者、僧侶のマスク着用
- 参加者、担当者、僧侶の非接触型体温計による検温
料金:55万円~+火葬代金
やさしいお葬式が展開している直葬、およびお別れ会プランは、しっかりと感染症対策を施した上で行われています。
感染者を増やさないためとはいえ、故人とお別れができないのはとても寂しいですよね。
お別れ会プランであっても、参列できるのは10人以下なのでかなり限られてしまいますが、家族で見送りをしてあげられるだけでも、十分ありがたいのではないでしょうか。
火葬代金の相場は?
火葬代金は、火葬を行う地域によって変わってきます。
大体の相場は、全国平均で20万円弱と言われています。
ですので、
- 直葬プランで45万円前後
- お別れ会プランで75万円前後
と考えておけば良いと思います。
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やさしいお葬式の直葬プラン・お別れ会プランができる地域は?
やさしいお葬式で取り扱っている葬儀場などの検索は、全国どこの都道府県でもできます。
しかし、葬儀崩壊を防ぐ目的の「直葬プラン」「お別れ会プラン」は、限られた地域でしか対応していません。
現在、この2つのプランが対応しているのは、【東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県】に加え、新たに【大阪府、愛知県、三重県北部、岐阜県南部】も対象になりました。
まだ全国展開とはいえませんが、徐々に対応範囲を拡大しています。
感染症が落ち着き、通常通りのお葬式ができることが一番なのですが、現状を見る限りではなかなか終息の糸口がつかめません。
だからこそ、万が一大切な人がこのタイミングで亡くなったときには、「やさしいお葬式」でプランを探してみるのも、いいかもしれませんね。
まとめ
葬儀崩壊を防ぐ「やさしいお葬式」について、ご紹介しました。
感染症対策をした上で、故人とのお別れができるプランを提供している「やさしいお葬式」。
一刻も早く感染症が落ち着くよう、一人一人が行動を改めていくことが何よりも大切なことなのだと思います。
公式サイト
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