台風シーズンがやってきました。
2019年の秋は線状降水帯が発生し、福岡・佐賀・長崎と断続的な大雨を降らせていた事は記憶に新しいかと思います。
9月2日に台風13号「レンレン」(レンレンの意味は、香港の女性の名前)が発生。
翌3日には、14号「カジキ」(カジキの意味は、日本の星座かじき座・旗魚)が発生しています。
14号は9月4日現在、熱帯低気圧に変わりました。
9月4日現在、13号は東シナ海を北上する予報で、大雨の被害に遭った九州西部に被害を及ぼしそうです。
そんな中、天気図を眺めていると、数日中に台風15号「ファクサイ」(ファクサイの意味は、ラオスの女性の名前)が発生して日本に接近する予報です。
チョット気になるので、調べてみました。
台風13号14号15号の進路予想と日本への影響は?
ここで、日本気象協会(tenki.jp)とバイオウェザー、sunny spot、WINDYの風と雨の画面を日を追って見ていきたいと思います。
9/5 09:00の天気
tenki.jpの9月5日09:00予想天気図です。
バイオウェザーの9月5日09:00予想天気図です。
sunny spotの9月5日09:00予想天気図です。
Windyの9月5日09:00風向風速予想です。
Windyの9月10日09:00の雨雲予想です。
各社そろって、13号は宮古島付近にいます。
965hpaと強力な台風なので、WINDYを見たらわかるように、沖縄本島辺りまで猛烈な風が吹いています。
また、台風15号については、tenki.jpの見解では、5日9時までに熱帯低気圧から台風に発達する予報です。
また、朝鮮半島付近に広がる秋雨前線ですが、台風からの湿った空気が流れ込み、九州から近畿地方の太平洋側に雨を降らせています。
tenki.jpは低気圧プラス前線で表記、バイオウェザーは表記なし、sunny spotは低気圧を2個並べるなど、細かいところは各社で違います。
9/6 09:00の天気
tenki.jpの9月6日09:00予想天気図です。
バイオウェザーの9月6日09:00予想天気図です。
sunny spotの9月6日09:00予想天気図です。
Windyの9月6日09:00風向風速予想です。
Windyの9月10日09:00の雨雲予想です。
6日の13号は少し進路を北に取っていますが、動きがゆっくりのようです。
台風によって、秋雨前線が押し上げられているので、全体的には雨が降りにくい状態ですが、台風の影響を受けている南西諸島と、台風からの湿った空気を受けている九州から近畿の太平洋側は雨模様の予報です。
WINDYを見てもらうとわかると思いますが、東シナ海一帯は猛烈な時化になります。
15号はゆっくりと日本に近づいてきています。
9/7 09:00の天気
tenki.jpの9月7日09:00予想天気図です。
バイオウェザーの9月7日09:00予想天気図です。
sunny spotの9月7日09:00予想天気図です。
Windyの9月7日09:00風向風速予想です。
Windyの9月10日09:00の雨雲予想です。
各社とも、台風13号は、済州島西側まで北上しています。
九州全域から近畿地方まで風が強まっています。
13号に続き、15号からの湿った空気が秋雨前線に向かって流れるため、引き続き九州から近畿の太平洋側は雨模様です。しかも、15号の接近に伴い、雨脚が強くなっているようです。
9/8 09:00の天気
バイオウェザーの9月8日09:00予想天気図です。
sunny spotの9月8日09:00予想天気図です。
Windyの9月8日09:00風向風速予想です。
Windyの9月10日09:00の雨雲予想です。
tenki.jpは3日先の天気しか出ませんので、ここからはバイオウェザーとsunny spotとWINDYで紹介していきます。
まずは、天気図からですが、バイオウェザーとsunny spotの天気図から台風15号が消滅しています。
消えることはないと思うのですが・・。
台風13号は中国東北部まで進んで一旦直接的な影響はないようですが、15号が接近するにつれて、中国地方から近畿地方が台風に挟まれ、強い南風が吹く予報になっています。
雨は、秋雨前線が大分北に押し上げられる形になり、台風からの湿った空気の流れ込みは一旦弱くなったものと推測します。
沖縄付近は、台風14号崩れの低気圧が台湾に近づき、雨を降らせているようです。
9/9 09:00の天気
バイオウェザーの9月9日09:00予想天気図です。
sunny spotの9月9日09:00予想天気図です。
Windyの9月9日09:00風向風速予想です。
Windyの9月10日09:00の雨雲予想です。
まずは、台風13号は、樺太付近まで進み、北海道北部は強い南西風が吹いています。
相変わらず、天気図では台風15号は消滅したままになっています。
WINDYでは、台風15号は東海地方を横断している様子で、中部地方一帯に強い雨、風をもたらしています。
この予報ですと、首都圏から近畿地方まで、交通機関の乱れや、災害の恐れも出てくるとおもいます。
鹿児島の西の海上には、天気図には載っていませんが、気圧の谷による気流の乱れが出ています。
この気圧の谷の影響で雨風が起こっていると推測されます。
9/10 09:00の天気
バイオウェザーの9月10日09:00予想天気図です。
sunny spotの9月10日09:00予想天気図です。
Windyの9月10日09:00風向風速予想です。
Windyの9月10日09:00の雨雲予想です。
台風13号は、日本に影響しないエリアまで移動した模様です。
15号は、相変わらず天気図上にはありませんが、WINDYでは日本の東方まで移動し、日本に影響はなさそうです。
天気図と、WINDYを見比べてみると、太平洋と日本海の高気圧に挟まれて、気圧の谷ができ日本海側で雨を降らせている模様です。
九州北部では、雨、風共に強まっている模様です。
米軍やヨーロッパの予想図など、台風の進路図を比べてみる
欧州・英国・アメリカ海軍・アメリカNOAA・カナダ・日本気象庁による台風13号14号15号の進路予想図です。
台風13号は各国だいたい同じ様なコースをとっています。
14号は中国南部で停滞する予報は各国同じのようです。4日の時点で熱帯低気圧に変わりました。
15号は、各国曲がり具合に差があります。日本は、台風が発生しないと予報を出さないので、15号に関してはまだ情報がありません。
見ての通り、天気は予報士によって大分変わります。
気象予報は、先の予報ほど不正確になっていきます。
最新の情報を手に入れて台風に備えて下さい。
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