絵画修復失敗でスペインは法規制に乗り出すのか?日本での修復は?今までの修復失敗作品や世間の反応も調査

歴史

スペインで、またも絵画修復に関する悲劇が起こってしまいました。

バルトロメ・エステバン・ムリーリョの作品「The Immaculate Conception of Los Venerables」の修復を依頼したところ、聖母マリアの顔が似ても似つかぬ悲惨な状況になってしまったのです。

持ち主は修復作業の結果に憤慨し、元に戻すよう依頼。

しかし再修復を試みた「The Immaculate Conception of Los Venerables」は、更に悲惨な状況になってしまいました。


実はスペインでは、このような絵画の修復に関するトラブルが後を絶ちません。

ここでは、なぜスペインで絵画の修復トラブルが絶えないのか?や、過去の修復失敗作品をご紹介していきます。

はっきり言って、どうしてこんなことになってしまうのか、不思議でたまらない出来映えのものばかりです。



スペインでは素人でも絵画の修復ができる

冒頭でもお話ししたように、スペインでは絵画の修復に関するトラブルが後を絶ちません。

それはなぜなのか?というと、修復に関する専門的な知識を持たない素人でも、修復作業をすることができてしまうから。

「美術品が好き」「絵を描くのが好き」というレベルの素人でも、名画の修復作業ができてしまうのです。

それって、ちょっと怖いですよね…。

スペインでは今回のような事案が相次いだこともあり、ガリシア文化遺産保護修復学校のフェルメンド・カレラ教授は、「(修復作業は)専門の知識を持った人だけが行えるように、法規制するべき」という趣旨の発言をしています。

それと同時に、「医師の資格がない人が手術をする、薬剤師の資格がない人が薬を処方する、建築の知識がない人が家を建てることはあり得ないのだから」ということも訴えていました。

言われてみれば、確かにそうですよね。

専門の知識がないと修復作業ができない、というのはこれまでの経験からみて明らかなわけですから、これ以上名画を悲惨な状態にしないためにも、法規制をかけることは賛成です。

今回の修復失敗を教訓にスペインでも法規制に着手するかもしれませんね。



日本での修復は?

日本では修復作業で失敗したという話はあまり聞きませんが、最近では日光東照宮の修復作業が話題になったことがありました。

人により好みがあるのかもしれませんが、一部では不評だったようです。

日光東照宮は、長年にわたり修復してきた歴史があり、建造時の色合いは誰もわからないので修復するたびに変わった感じになるようです。

これを失敗というべきかはわかりませんが、スペインの事例とはちょっと違うパターンですね。



過去の修復失敗作品を紹介

名画や彫刻の修復失敗作品にはどんなものがあるのか、調べてみました。

①教会のフレスコ画「この人を見よ」(スペイン)
画像左上

こちらは有名な失敗作品ですね。

2012年、教会のフレスコ画「この人を見よ」の修復を80歳の素人女性に頼んだところ、なんともサルのような仕上がりに…。

②木彫りのジョージ像(スペイン)
画像右上

こちらもスペインで、木彫りのジョージ像の修復作業を美術教師が行ったところ、鎧の色や顔などが明らかに別人になってしまいました。

③15世紀のマリア&キリスト像(スペイン)
画像左下

またしてもスペイン!

これはもう、なんというか…確信犯?といいたくなるような出来映え。

修復ではなく、全く別の作品になってしまっています。

④清王朝時代の壁画(中国)


カラフルでアニメ風の壁画になってしまいました。

なぜこんなカラフルにしたのか、不思議です…。



絵画修復失敗に関する世間の反応

最後に、絵画修復失敗に関する世間の反応をご紹介しましょう。

多くの人は、今回の失敗に関して「これはひどい」「悪意を感じる」というようなコメントをしています。

確かに、騒がれたくてわざとやったの?と言われても仕方がないような、ひどい出来映えですからね。



絵画修復失敗 まとめ

素人による絵画修復失敗について、ご紹介しました。

スペインでは、このような絵画修復失敗は日常的に起こっているとのこと。

名画の修復は、素人には到底できるものではありません。

これ以上被害を増やさないためにも、修復作業は専門家にお願いするのが一番だと言えるでしょう。



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