低気圧通過で週末の浸水区域の影響は?WINDYを元に降雨地と降水時間帯を解析

気象

台風19号が過ぎ去った直後ですが、早くも週末にまとまった雨が予想されます。
お天気サイトWINDYから解析したいと思います。

低気圧通過で週末の浸水区域の影響は?

まずは、11日・12日の天気図を御覧ください。

18日に日本の南海上に横たわっていた秋雨前線。
ちょうど、フィリピン沖の熱帯低気圧と高気圧の間に挟まれた辺りに発生しています。
太平洋上の高気圧の移動によって大陸の高気圧との間に気圧の谷ができ、その辺りに低気圧が発生し秋雨前線を伴って北上しながら発達。
19日午前9時には低気圧の中心が近畿地方にかかっています。
現在、浸水被害を受けた地域は、復旧作業に追われていますが、決壊した堤防やがけ崩れにより通行できなくなった道路、それにより孤立した集落などまだまだ問題が山積みです。
ここにまとまった雨が降ると二次災害に危険性が増すものと想像できます。

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WINDYを元に降雨地と降水時間帯を解析

ここで、WINDYを元に雨雲のかかり方を見ていきたいと思います。

10月18日 09:00の雨雲の様子

上の天気図と見比べて貰えばわかりやすいと思いますが、日本の南海上に秋雨前線の雨雲の帯が確認できます。
フィリピンの沖にある熱帯低気圧の北側に、子分のような感じで雨雲が発生しています。
ちょうど秋雨前線の切れる付近にあり、後々低気圧に発達しそうです。

チョット日本を拡大してみます。

三重県・静岡県・長野県・福島県・宮城県に弱い雨雲がかかっています。
被災地域にはいくらか雨雲がかかっていますが、この時点ではそこまで雨脚は強くなさそうです。

10月18日12:00 の様子

12:00の時点でも、雨脚は強く無さそうです。

10月18日 18:00の様子

被災した各地の雨脚はまだ強くなさそうですが、雨の範囲が徐々に広まっていっています。

10月19日 0:00の様子

まばらだった雨雲が、徐々にまとまってきています。
被災地域の雨脚は強くなさそうですが、降り始めからは時間が長くなってきています。

10月19日 09:00の様子

被災地域にも濃い雨雲がかかっってきました。
二次災害の恐れがあるので、十分な警戒が必要になってきます。

10月19日 12:00の様子

 

雨の中心は徐々に東へ。
宇都宮・水戸・福島・宮城方面は雨脚が強く警戒が必要です。

10月19日 15:00 の様子

雨雲の中心は福島・宮城に移り、雨脚が強くなっています。
他の被災地域にも、雨脚が弱いながらもまだ雨雲が残っています。

10月19日 18:00の様子

宮城県に濃い雨雲が残っているものの、ほとんどの被災地は雨が上がりつつあります。

10月20日 00:00の様子

わずかに雨雲が残っていますが、ほとんど雨が上がった状態です。

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低気圧通過で週末の浸水区域の影響は? まとめ

被災地域では、10月18日から雨が降り始めるものの、18日はまだ雨脚は弱い予報です。
しかし、降り始めからダラダラと降り続く予報なので油断は禁物です。
19日はかなりまとまった雨が降る予報になっています。
二次災害の危険がかなり高まるので、最大限の警戒が必要です。

被災地域が少しでも早く復興することを祈っています。

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