配偶者からDVを受けている人はどこに相談すれば良い?悩み毎に対処法を紹介

日常

感染症拡大を防ぐため外出自粛が続いており、家族で家の中で過ごす時間が増えています。

しかし経済不安や外出制限のストレスから世界各国でDV被害の増加が報告されており、日本でも感染症によって収入が減ったことを妻に責められた夫が腹を立て、妻を殴って死亡させてしまうというなんともショッキングな事件が発生しました。

慣れない在宅ワーク、休校になったことで一日中続く子供の世話、減収や失業などといった大きな不安やストレスを抱えながらも家族と一日中同じ屋根の下で過ごさなければならない状況が続き、家族がストレスの捌け口になっているということが考えられます。

もしもDVで悩んでいるのであれば、一人で抱えず専門相談所に相談しましょう。

 配偶者からDVを受けている人はどの様な相談が多い?

 東京都配偶者暴力相談支援センターへよく寄せられる相談をみてみましょう。

これってDV?

「毎日暴力を振るわれるわけではないから」、「身体への直接的な暴力はないから」、「自分にも悪いことがあるから」など、配偶者からのDV被害者の中には自分が被害者であることに気づいていない人も多くおり、周りに相談できずに精神的に孤立してしまいがちです。

身体的な暴力以外である、罵倒・交友関係の制限・無視・所有物の破壊など「精神的な暴力」や見たくもないのにポルノ雑誌を見せてくる・性行為の強要・避妊に協力しないなど「性的な暴力」の被害を受けている人は周りの人にも気づかれにくく、理解もされにくいため配偶者からのDVがエスカレートしていくこともあります。これってDV?と感じたら周りに相談しましょう。

私だけが暴力を受けているの?

いいえ、あなただけではありません。

内閣府の平成18年4月に発表された「男女間における暴力に関する調査」によると、成人女性の3人に1人が過去に何らかの暴力を配偶者から受けていると回答しています。

こんなにも多くの女性がDVを経験しているのは驚きですよね。DVは学歴、職業、国籍問わず、誰にでも起こり得るのです。

DVは子供にどんな影響があるの?

子供がDVのある環境で育つと、不登校や引きこもりになってしまったり、暴力や落ち着きがないなど情緒不安となって影響が現れる場合があります。子供に直接暴力を振るっていなくても、配偶者に対する暴力を子供が目撃することで児童に著しい心の傷を与える場合は、児童虐待に含まれます。DVのある環境で育った子は、将来DVを与えしてしまうのではと不安に思いますよね。でも適切な支援を得れば、必ずしも虐待をしてしまうわけではないのです。子供には暴力が及んでいないから大丈夫、ではなく子供の心を守り、適切な支援を得るためにもすみやかに児童相談所などの専門機関に相談しましょう。

別居中の夫(妻)や別れた夫(妻)のことでも、相談できるの?

婚姻関係にないと取り合ってもらえないのかな、と不安にありますよね。でも大丈夫です。事実婚パートナーでも既に離婚していても相談可能です。

相談機関に相談したらどんな支援を得られるの?

「DVで悩んでいるがどうしたらいいかわからない」、「保護命令も申立てたいけどどうしたらいいの」、「配偶者から逃げたあとの生活が心配」などDVに関する相談は様々です。東京都の区市町村においても配偶者暴力相談窓口が設置されており、助言や情報提供、一時保護を行っています。相談の秘密は守られますし、相談したことによって配偶者が即逮捕されることもなく、助言へ従う強制もされないので、気軽に相談してみてくださいね。

男性や外国人も相談していいの?

配偶者からのDVは女性から男性に対してでも起こっていますので、男性も女性同様に相談することができます。外国人の場合も、日本語が分かる場合は日本人同様の相談窓口を利用することができます。

知人からのDVの相談、どうアドバイスしたらいいの?

DVによって心身ともに傷ついた被害者は、「誰も助けてくれない」というあきらめや無力感を抱えていたり、加害者によって「暴力を振るうのは被害者に非があるから」と思わされがちです。

被害者を責めるのではなく、被害者の立場に立ち、話を聞いてあげるようにしましょう。

配偶者の元から離れたくてもその後の生活を不安に感じ、なかなか周囲に助けを求められず、DVから脱することが出来ない人も多くいます。

DV被害者の多くが引きこもりであったり、社会から孤立してひとりで悩みを抱えているのです。どんな理由であろうと暴力は許されことではありません。

少しでも身の危険を感じたら周囲や専門機関に助けを求めるようにしましょう。

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配偶者からDVを受けている人はどこに相談すれば良い?

 東京都にお住まいでDVに悩んでいる方は下記の相談機関で相談をすることができます。

東京都配偶者暴力相談支援センター

  • 東京ウィメンズプラザ

匿名で無料相談を行っています。

電話相談の他に、女性弁護士による法律相談、精神科医師による面談相談も行っています。

☎03-5467-2455

毎日 9:00~21:00(年末年始除く)

  • 男性のための悩み相談

☎03-3400-5313

毎週月・水曜日 17:00~20:00(祝日・年末年始除く)

毎週土曜日   14:00~17:00(祝日・年末年始除く)

子供の相談窓口

  • 児童相談センター

子供の総合的な相談窓口です。

☎03-3366-4152(電話相談専用)

月~金曜日 9:00~21:00(年末年始除く)

土日祝   9:00~17:00(年末年始除く)

  • 東京都教育相談センター

子供の行動や学校での課題や進路に関する相談窓口です。

☎03-3360-8008(電話相談専用)

月~金曜日 9:00~21:00

土日祝   9:00~17:00

子供に直接暴力が振るわれていなくても、配偶者への暴力が続くことで精神不安定になり、被害者本人が無意識に子供に対して暴力を振ってしまう場合があります。少しでも不安を覚えたら、すぐに相談機関に相談しましょう。

外国人被害の場合

日本語が分かる場合、配偶者暴力相談支援センターで相談ができます。日本語がわからなくても緊急の保護を必要とする場合は、配偶者暴力相談支援センターに連絡するようにしましょう。

  • 東京都外国人相談

DVの専門機関ではありませんが外国で対応しており、専門機関の団体の紹介が可能です。

英語    月~金曜日 ☎03-5320-7744

中国語   火・金曜日 ☎03-5320-7766

ハングル       水曜日   ☎03-5320-7700

全ての相談時間は9:30~12:00、13:00~17:00

  • 外国人のための人権相談

東京都法務局内人権相談室

 ☎03-5213-1372

英語・ドイツ語:火・木曜日 / 中国語:月曜日 

全ての相談時間は13:30~16:00

上記の相談窓口の他、お住まいの都内区市町村でも相談をすることができます。全国にもDV支援センターがありますので、他府県にお住まいの方は最寄りの支援センターを利用しましょう。

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 携帯などの履歴を消しておきましょう

 相談窓口へ電話相談したいけど、配偶者に見つかってしまうのが怖くて相談できない!という方もいますよね。そんな時は、発着信履歴や検索履歴を消すようにしましょう。削除方法はとても簡単です。

Androidで削除

  • 発着信履歴

まず電話アプリを開きます。

削除したい履歴を長押し、「履歴を削除」をタップします。

  • 検索履歴

chromeを開きます。消したい履歴を長押し、「削除」をタップします。

Iphoneで削除

  • 発着信履歴

電話アプリを開き、該当履歴を左にスワイプすると削除することができます。

  • 検索履歴

safariを開き、画面下の右から2番目の本のマークをタップします。

「履歴」をタップし、左下の消去ボタンをタップすると検索履歴を消すことができます。

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まとめ

 いががでしたか?DV被害者の多くが、一人で悩みを抱えて孤立しているのです。

感染症により全世界が混乱し、外出制限が余儀なくされた中での生活は本当に不安ですよね。

筆者はメキシコ在住なのですが、メキシコでも休校措置や外出制限がなされています。国連はメキシコを最もDVの多い国のひとつに挙げており、15才以上のメキシコ人女性の約66%が過去に暴力を受けた経験があるとされています。

日本と同様、感染症対策にDV防止対策も含まれ、相談窓口が設置されておりますが、警察・相談機関へのDV相談が激増しており、DV被害者の孤立化が懸念されています。

筆者のメキシコ人夫の姉が臨床心理士なのですが、感染症による外出制限のため子供と向き合う時間が増えたことで子育てに悩む親からの相談が増えているとのことです。

今まで仕事を優先してきたことで、外出制限下でどうやって思春期の子どもと向き合ったらいいのかわからずに悩む親や、慣れない在宅ワークをしながら小さい子供の世話やホームスタディのフォローをしなければいけないことでストレスを感じてしまっている親など、多くの親が鬱状態になってしまい専門機関の助けを必要としています。

しかし、親が子供を重荷のように扱うことは子どもに対するDVに発展することもあり、子どもの心を大きく傷つけることとなります。

DVから逃げるため、助けを求めるための外出は不要不急ではありません。

不安や悩みがあるのであればひとりで抱えず、自分自身と子どもを守るためにもまずは周りや相談機関に相談しましょう。

 

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