のしの名入れや挨拶など渡し方のマナーは?お中元を手渡す時のアポの取り方も紹介

日常

夏が近づいてくると、お中元を考える時期ですよね。

お中元を手渡しするとなると、のしの名入れのマナーやアポのとり方、手渡し方や挨拶など知っておかなければ恥をかきそうな事になりそうでし、何より先方に失礼な事をしてしまうかもしれません。

そこで、お中元をどの様に渡せば良いか調べてみました。



のしの名入れのマナーは?

ほとんど場合、のしの名入れは、お中元の品を買ったところでやってもらえるとは思いますが、チェックをする際、マナーを知っておかなければ間違っていてもわかりません。

そこで、水引の種類や名入れの書き方などを紹介しようと思います。

水引の種類

ほとんどの場合、のし紙に印刷されているものを使うと思います。

  • 水引には、赤白もしくは、赤金
  • 水引は5本もしくは7本
  • 水引は蝶結びになっているもの

 

を使用します。

名入れの書き方

のしの横、水引の蝶結びの上に「お中元」もしくは「御中元」と記入します。

時期、地域によって御中元の時期が変わってきます。御中元の時期を過ぎたら暑中御見舞、残暑御見舞と変わってきます。詳しくはこちら

お中元と暑中見舞いと残暑見舞いの時期と違いは何?2019年お中元の時期は?

次に名入れのポイントですが

  • 結び目の下にフルネームで記入します。目下の人には苗字だけでもOKです。

  • 連名の場合は、右側に目上の人を書きます。
  • 連名の場合、表に名前を書くのは多くても3名までです。

  • 3名以上の場合は、代表者を中心に書き、他一同と左下に並べて書きます。代表者以外のメンバーは、中包みに記載します。

  • 会社名や所属を書く場合は、名前の右側に小さく記載します。



お中元のアポのとり方は?

お中元は、お互いの都合がつかなかったり、お相手が遠方で直接手渡しできずに宅配に頼りがちですが、手渡しされたほうが日頃ご無沙汰しているお相手の顔も見れますし、気持ちも伝わります。

手渡しする際に気をつける事

手渡しになると、基本的にお相手の家、職場などに出向いて渡すことになると思います。まずは原則として

事前にアポを取ってください

先方の家に伺う時間は

午前の訪問の場合・・・10時前後の時間

朝食が落ち着き、昼食の準備に差し障らない時間で、先方にこちらの昼食の気遣いをさせない時間が良いでしょう。

午後の訪問の場合・・・15時前後の時間

午後の時間帯も、昼食が落ち着き夕食の準備に邪魔にならない時間が適当ではないでしょうか。

アポ取りのタイミングは?

アポ取りは、居るとわかっていれば当日でも大丈夫なんでしょうけども、できれば前日に行うと良いでしょう。

アポ取りの電話のかけかた

シンプルに「夏のご挨拶に伺いたいのですが、ご都合はいかがでしょうか?」と尋ねられれば良いでしょう。それから日時を先方とすり合わせていけば良いでしょう。

さらに、

滞在時間・・・「30分ほどお時間を頂きたいのですが」「玄関先で直ぐに失礼します」

人数・・・「〇〇と△△の二人でお伺いします」

まで伝えておくと、先方もさらに安心されるでしょう。

子供の習い事の先生へのお中元は?

子供と一緒に習い事の始まるちょっと早い時間に訪問して手渡しすると良いでしょう。

生徒の多い学習塾などでは、生徒がまだ来ないちょっと早目の時間に訪問して、目立たなく贈るのが良いと思います。



お中元を持参する際のマナー

お中元を手渡す際に、色々なマナー気になると思います。

服装や、先方にはどのような言葉をかけるかなど気になり出したら沢山あると思います。

特に注意すべき点をいくつか上げてみました。

服装

フォーマルな礼服までは必要ありません。

かと言って、あまりラフすぎるのもマナー違反です。

落ち着いた色のスーツや、少しだけかしこまった格好で十分でしょう。

訪問する時間

約束の時間よりも5分程遅く訪問すると、相手にも時間の余裕ができ慌てることなく対応できます。

もちろん、交通事情等により、10分以上遅れる時は先方にご連絡を。

玄関先でのあいさつ

最初の挨拶は、

「いつもお世話になっております。」

「お忙しい中、お時間を頂きありがとうございます。」

「ご無沙汰しております」

など一言述べた後、相手の体調を気遣い、

「暑い日が続いてますが、体調は崩していらっしゃいませんか?」

「天候が不順ですけれども、お身体は大丈夫でしょうか?」

など、相手を気遣う一言は意外と嬉しいものです。

お中元の手渡し方・・・玄関先の場合

玄関先までは、紙袋に入れて訪問すると思いますが、玄関では前もって紙袋から出しておくと良いです。

また風呂敷に包んであるのであれば、失礼には当たりませんので渡す直前まで包んでおいても問題ありません。

手渡す際には、一旦自分に向けて間違いがないか確認しましょう。

手渡す際は、相手にのしを向ける形で両手で手渡しましょう。

お中元の手渡し方・・・お座敷の場合

お座敷に通されると、座布団が用意されていると思います。

座布団には先方から勧められてから座ると良いでしょう。

座布団に座る際にはお中元を自分の右側に置いておき、座った後に自分の正面に置き直し、一旦自分の方に向けて間違いがないか確認しましょう。

確認が終わったら、相手にのしを向ける形で置き直し、畳を少し滑らせる形で相手に手渡しましょう。

玄関先で手渡したほうが良いお中元

植物や鮮魚など、家の中を汚す恐れのあるもの、すぐに冷やしたほうが良い様な品などは玄関先で渡したほうが良い場合があります。

本来なら、お座敷で手渡すべきものなのでしょうけれども、その辺りは臨機応変に対応しても失礼には当たらないと思います。

お中元を手渡す際の言葉は?

「つまらないものですが」

「ありきたりのものですが」

「お口に合うと良いのですが」

「〇〇がお好きだとうかがったので」

「日頃の感謝の印です」

など一声かけると良いでしょう。

帰りの際は

訪問した者が帰りのタイミングを切り出さないとズルズルなってしまいます。

「すっかり長居してしまいました」など話題を切り上げて退出するようにしましょう。

お別れの際に「まだまだ暑いのでお身体にはお気をつけください」など相手を気遣う一言があると先方も気分が良いでしょう。

お中元の手渡し方 まとめ

色々書きましたが、心がこもっていると相手にも伝わるものだと思います。

緊張してしまい、思った挨拶ができなくても、自分なりに誠意を持って接すれば相手もわかってくれるますよ。

 



コメント