新型感染症の感染拡大防止のため、プールを利用するのは問題ないのでしょうか。
ニュースなどで、今年の夏は海やプールへ行くことは控えた方がいい、などと言われていますが、本当にプールは危険なのか…調べてみました。
プールに入る機会は、遊びだけでなく学校や習い事などたくさんあります。
新型感染症の感染という観点からプールは大丈夫なのか、プールを利用するときに気を付けるポイントをご紹介していきます。
新型感染症はプールの中でも感染する?
今年の初め頃から、世界的に新型感染症の流行が懸念されています。
日本でも、ゴールデンウィークが明けてから、やっと緊急事態宣言が解除されました。
自粛要請も徐々に解除されつつありますが、まだ予断を許さない状況は続いています。
そんな中、夏の楽しみの1つでもあるのがプール。
夏に限らず、スイミングスクールなどで年間を通してプールに入っているという人もいますよね。
プールで新型感染症に感染する可能性は、あるのでしょうか。
調べてみたところ、水質の専門家やウイルスの専門家の意見では、【プールの水中で新型感染症に感染するリスクは限りなくゼロに近い】のだとか。
理由として、
- ウイルスは湿度50%以上の場所では不活化する
- プールに含まれている次亜塩素酸によって、ウイルスが不活化する
ということが挙げられます。
プールの中は水中なので、間違いなく湿度は50%以上になりますし、消毒のために次亜塩素酸が使われていることからも、確かに感染のリスクは低そうです。
しかし、安心してはいけません。
プールの新型感染症の感染リスクが低いのは、あくまでも「プールの水中」でのこと。
更衣室やトイレ、スイミングスクールなら送迎バスなどは「3密」になる可能性が非常に高く、それゆえ感染のリスクも高くなってしまいます。
たとえば更衣室は、もっともリスクが高いと言えるのではないでしょうか。
着替えをするときは裸になるため、無意識のうちに体液が飛ぶ可能性があります。
また、鼻水や唾液が更衣室のロッカーやドアノブなどに付着する可能性も否定できません。
ウイルスのついたドアノブを触ってしまい、その手で着替えをしたら、高確率で粘膜などにウイルスがついてしまいますよね。
そうしたら、もう新型感染症に感染してしまいます。
明らかに鼻水や唾液を付着させるつもりがないからこそ、みな気づかないうちに感染してしまうかもしれないのです。
それに、大抵プールは一人では行かないので、どうしても喋ってしまいますからね。
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新型感染症予防のためにプールで注意するべきこと
では、プールでの新型感染症の感染リスクを防ぐためにはどうすれば良いのでしょうか。
水中での感染リスクは限りなくゼロに近いとはいえ、更衣室などでは感染リスクが高く、トータルで考えれば「プールは感染リスクが高い」と言えるでしょう。
少しでもプールでの感染リスクを減らすためには、やはり個人がきちんとソーシャルディスタンスやマナーを守ることが大切だといえます。
更衣室内では喋らない、直接ドアノブなどを触らない。
ドアノブなどに触れる前後には、手をきちんと消毒することも大切です。
公共のプールやスイミングスクールなどでは、すでに消毒が置いてあったり、使える更衣室を限定しているなどの感染症対策をしているところも増えているようですよ。
多くの人が使う、触れるところは、私たち個人レベルでの意識も感染症予防には欠かせません。
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新型感染症はプールでは大丈夫?まとめ
プールでの新型感染症感染リスクや、感染症予防のためのポイントについてご紹介しました。
私たちができる感染症対策は限られていますが、全員がきちんとマナーを守れば、それだけでもリスクは減らせるはずです。
できることから始め、新型感染症の感染拡大を予防していきましょう。
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