梅雨に入り、夏が近く感じられると、そろそろお中元の時期ですよね。
しかし、お中元っていつ贈れば良いの?贈るタイミングを逃したら?
実は、私もお中元を贈った事が無く、実際に贈るにあたって色々調べてみて、意外と皆さん知らない事もあるのではと思い、記事にしてみました。
お中元と暑中見舞いと残暑見舞いの違いは
中元とは、一年の上半期を終えるこの頃に、上半期にお世話になった方への挨拶と感謝の気持ちを形にしたものです。
お中元は、中国では「上元」(1月15日)「中元」(7月15日)「下元」(10月15日)からきており、中元は先祖の供養をする日だったとの事。
それが日本に伝わり、日本のお盆と重なり、「感謝の気持ちを伝える日」と変化していったとの事です。ちなみに、お中元の時期は、地域によって異なります。
また、お中元の時期を逃しても慌てる事はありません。暑中見舞い、残暑見舞いとして贈る事ができます。
「残暑見舞い」は暑いうちなら問題ないとの見識ですが、9月に入り少し涼しくなったら、季節外れに思われる事もあるので、9月に入ってからの残暑見舞いはお早めに出すのが賢明です。
これを踏まえて表にしてみると
地域 | お中元 | 暑中見舞い | 残暑見舞い |
北海道(函館地区を除く) | 7月15日~8月15日 | ナシ | 8月15日~9月初旬 |
北海道(函館地区) | 7月1日~7月15日 | 7月16日~8月8日 | 8月9日~9月初旬 |
関東・東北地方 | 7月1日~7月15日 | 7月16日~8月8日 | 8月9日~9月初旬 |
北陸地方(金沢・新潟など) | 7月1日~7月15日 | 7月16日~8月8日 | 8月9日~9月初旬 |
北陸地方(能登・富山など) | 7月15日~8月15日 | ナシ | 8月15日~9月初旬 |
東海地方(一部都市地域を除く) | 7月15日~8月15日 | ナシ | 8月15日~9月初旬 |
東海地方(一部都市地域) | 7月1日~7月15日 | 7月16日~8月8日 | 8月9日~9月初旬 |
近畿・中国・四国地方 | 7月15日~8月15日 | ナシ | 8月15日~9月初旬 |
九州地方(沖縄・奄美地方を除く) | 8月1日~8月15日 | ナシ | 8月15日~9月初旬 |
沖縄・奄美地方 | 8月6日~8月15日 | ナシ | 8月15日~9月初旬 |
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お中元の時期
日本ではお中元の時期が地域によってちがうとの事。つまり、贈る相手先によって届ける日が変わってきます。
お盆を7月15日に行う地域 7月初旬から7月15日
お盆を8月15日に行う地域 8月初旬から8月15日
なるほど!お盆に合わせて贈れば良いのか・・・と思ったら一概にそうとは言えないようで、これまた地域で変わってきます。
北海道
7月15日から8月15日までにお中元が届くように贈ると問題ありません。
ただし、函館は7月にお盆を行うとの事で、7月15日までに贈ると良いでしょう。
東北地方
東北地方は7月15日までにお中元が届くように贈ると問題ありません。
東北地方のお盆は8月15日に行うのですが、お中元は早めに済ませるようです。
調べた限りでは、東北地方に例外のある地域は見つかりませんでした。
関東地方
関東地方は、7月15日までに届くように贈ると問題ありません。
関東地方は、地域により7月に盆を行う地域と8月に盆を行う地域が分かれているようで、南関東の都市部では7月にお盆を行う地域が多いようです。
北陸地方
北陸地方のお中元は複雑で7月15日までに届くように贈る地域と、7月15日から8月15日までに贈る地域とに分かれているとの事です。
金沢の都市部や新潟は7月15日までの地域で、富山、能登地方は8月15日までと地域によってまちまちです。こちらは、お盆の時期によって変わってくるようです。
北陸地方に発送の際は贈る地域がどちらに当たるのか調査が必要になってきます。良くわからない場合は、中間の7月15日頃に届くように贈ると問題ないでしょう。
東海地方
東海地域は、基本的に7月15日から8月15日にお中元を贈るのが一般的です。
稀に、静岡、愛知の都市部では、7月にお盆を行うところがあり、その場合は7月15日までにお中元を贈るようになります。
こちらも微妙な場合は、7月15日頃に届くように贈ると問題ないでしょう。
近畿地方・中国・四国地方
近畿地方は7月15日から8月15日にお中元を贈ると問題ありません。
この地域は8月に盆を行うので、お中元も8月15日までという考えで問題ありません。
九州地方(沖縄・奄美地方を除く)
九州地方は、8月上旬から15日までにお中元を贈ると問題ありません。
九州だけは8月になって贈った方が良いようです。
お盆も8月15日に行うので、その辺りは他の地域と変わりません。
沖縄・奄美地方
沖縄・奄美地方のお盆は、旧暦の7月15日に行いますので、それに伴いお中元もその1週間前からお盆までに贈ると問題ありません。
ちなみに今年(2019年)の沖縄、奄美地区のお盆は8月13日から15日なので、8月6日頃から贈っても問題ないでしょう。
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暑中見舞いの時期
暑中は、夏土用の期間、つまり立秋前の18日間が暑中見舞いの時期になります。
土用や立秋は年によって変動します。
ちなみに2019年は7月20日~8月7日です。
地域によっては、お中元と時期が重なる事になります。
残暑見舞いの時期
残暑は、暦の上での立秋以降に続く暑さを言います。
立秋は年によって変動します。
2019年の立秋は8月8日ですので、以降の8月下旬まで、もしくは9月まで暑さが続いていたなら、9月上旬までといったところでしょうか。
喪中の人に贈って良いものなの?
お中元はお祝い事の贈り物ではなく、感謝の意味を込めて渡すものなので、渡しても問題ありません。
ただ、時期的に忌中の場合は、相手の事を気遣い、忌明けまで待って残暑見舞いなどの方法で贈る形もあります。
2019年お中元の時期まとめ
お中元は、年々早くなる傾向にあります。
お中元を受け取る側としては、今書いてある時期よりも早く出しても問題ないと考える人もいると思います。
贈る事に意義があるので、時期的なものはある程度は頭に入れておいて考えすぎないでも良いのかもしれません。
九州・沖縄地区を除いて、迷った時には7月15日頃に贈っておけば、間違いないようです。
尚、御中元を渡す際のマナーは、こちらの記事を参考にして下さい。
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