14歳社長・加藤路瑛の会社はどんな会社?プロフィールや執筆した本・センスマスクの購入方法を紹介

日常

新型ウィルス感染症拡大防止のため、マスクを着用することが当たり前になってきています。
政府が5月に発表した「新しい生活様式」の提言の中にも、「外出時や屋内でも会話するとき、人との感覚が十分にとれない場合は、症状がなくてもマスクを着用する。」とあります。

マスクの着用がマナーとして認識され始めている一方、マスクを着用できない人々が周りに理解されず偏見に苦しんでいます。

周囲の音や光、触覚、匂いなどの刺激が過剰に感じられ、強い苦痛を感じてしまう「感覚過敏」の症状を持つ人や、「感覚過敏」の症状を持つ自閉症の人は、マスクを着用すると強い痛みや息苦しさを感じてマスクを着用することができません。

そんな事情があってマスクがつけられない人達のために、肌に触れずに口元を隠すことができる「扇子」を使った「せんすマスク」がメディアで紹介され、注目を集めています。

なんと「せんすマスク」は中学生によって考案されたものなのです。

そこで今回は考案者の加藤路瑛さんについて調べてみました。



加藤路瑛さんのプロフィール

まずはプロフィールをみてみましょう。

名前:加藤路瑛(かとう じえい)
生年月日:2006年2月(14歳)※2020年8月現在
血液型:O型
出身地:千葉県
株式会社クリスタルロード取締役社長
感覚過敏研究所 所長

加藤さんは2018年、中学1年生の時に12歳で株式会社クリスタルロードを立ち上げ、社長になりました。

加藤さんは幼い頃から「働きたい」、「お金を稼ぐことはかっこいい」という思いが強かったそうです。



株式会社クリスタルロードはどんな会社?

では加藤さんが取締役社長を務める株式会社クリスタルロードはどのような事業を展開しているのでしょうか。

株式会社クリスタルロードでは、天才でなくてもどんな子でもやりたいと思ったら企業できる世の中にしたい、という思いから「やりたいことがある子ども」の支援事業を展開しています。

感覚過敏研究所

加藤さん自身が感覚過敏で、小さい頃から食べることが苦手だそうです。
食べ物の匂い、衣服の締め付け、教室の騒音など、あらゆる刺激に敏感で、頭痛や体調不良を訴えてしまうようです。

そんな感覚過敏の人達の暮らしが快適になるように、と設立されたのが「感覚過敏研究所」です。

冒頭で紹介した「せんすマスク」のほか、マスクが着用できない意思表示バッジやカードが販売されています。

Challenge Fun

何かに夢中になって挑戦している個人の応援ファンディングサイトです。

挑戦している人にインタビューをし、メディアに記事として紹介し、読者に「投げ銭」してもらい、その50%を挑戦者に渡す、という事業内容です。

個人で夢に向かって挑戦する人が無報酬でインタビューを受けることが多いという、現在のメディアのやり方を変えたいという思いもあるそうです。

小中高生向け事業・商品企画の相談

子ども向けイベントを企画するのに小中高生の意見を聞いてみたい、小中高生に商品を使ってもらって感想を聞きたいなど、小中高生のアイディアや意見を聞きたい人達のコンサルティングを行います。

TANQ-JOB

小中高生のライターによって運営されるウェブメディアです。
自分の興味のあるテーマや共通テーマについて執筆し、読者から投げ銭をもらうことができる仕組みです。

起業してからわずか2年で、こんなにも多くの事業を展開しているとは驚きですよね。
これらの他にもセミナー講演をしたり、イベントに登壇したりと、精力的に活動しています。



加藤さんの書籍

『「今」をあきらめない生き方』
加藤さんの起業ストーリーが書籍化されています。

幻冬舎とCAMPFIREの共同事業『EXODUS』に選出されましたが、「30日間で1000冊250万円の支援を集められたら出版」という難しい条件付きでした。

しかし、30日間で348名から2,572,500円の支援を募ることができ、2020年3月に出版されました。

初版はクラウドファンディングの支援者のみ入手可能で、重版は出版元のEXODUSの判断によるようです。



せんすマスクの購入方法

せんすマスクは感覚過敏研究所のネットショップから購入することができます。
キャラクター入り・透明・半透明の3種類から選ぶことができます。

↓感覚過敏研究所のネットショップ
https://crystalroad.stores.jp/

せんすマスクは水吹きやアルコール消毒もでき、扇子としても使うことが可能なので、食事中のおしゃべりにもおすすめです。



加藤路瑛さんのまとめ

12歳で起業したことも驚きですが、事業内容も多いことにも驚きですよね。
これからも事業を増やすそうなので、今後どんなサービスが展開されるのかますます楽しみです。

また、マスクをつけることができないことで苦しんでいる人達がいるということが、せんすマスクによってもっと世間に認識されるといいですよね。

新型ウィルス感染症の拡大によって、誤解や偏見によって誹謗、中傷といった人権侵害が増加しているようです。
思いやりの心を持って、新型ウィルス感染症を乗り越えましょう。



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